キーワード
キーワード解説:
Lytle & Skurowは、補綴治療の分類のなかで、歯周補綴を「高度な歯周組織の破壊の結果、歯の動揺が起こり、二次性の咬合性外傷を併発し、そのままでは咬合の安定が得られない状態で、クラウン、ブリッジによる連結固定を必要としているケース。全顎にわたる連結を必要とする場合もある」と定義している。すなわち、支台歯の支持骨の吸収が大きく、動揺度が増加し、補綴物により連結しなければ、正常な咀嚼機能が営めない状態に対して、歯周環境の整備、安定した咬合、咀嚼機能の回復を図る総合的治療のことをいう。