キーワード解説：

Bio-Ossはウシ由来の代用骨で骨欠損を充填する移植材の一つである。製造過程であらゆる有機成分が除去され、多孔性の三次元的構造をとる。この多孔性構造が骨芽細胞の増殖や血管新生の足場となり、骨形成に寄与していると考えられる。また、さまざまな臨床状況に対応するため、骨タイプ（皮質／海綿骨）や形態（ブロック／顆粒）にバリエーションを有する。なお、EMEA（欧州医薬品庁）およびFDA（米国食品医薬品局）によると、ウシ骨は感染リスクのない部位に分類されており、現在までBio-OssによるBSE感染の報告はない。