キーワード
キーワード解説:
歯科医院にとって、キャンセルそのものをなくすことは難しいが、キャンセル率の改善努力を徹底することは必要不可欠な取り組みである。歯科医院におけるキャンセル率の目安は、無断キャンセル率が5%以内、電話等での連絡があったキャンセルを含めたトータルキャンセル率の場合は10%以内が許容範囲といわれている。キャンセル率は、次の算式で求められる。
無断キャンセル率=無断キャンセル数÷予約患者数×100(%)
トータルキャンセル率=キャンセル数÷予約患者数×100(%)キャンセル率が上記の数値を大きく逸脱しているようであれば危険信号、何らかの問題点が潜んでいるはず。受付担当者が、予約時間から一定時間経過した時点で、どのように、何回にわたって連絡するかなど、院内ルールを取り決めておくべきである。患者がユニット上にいなくても、固定費(テナント代・人件費など)は常に発生するので、キャンセルは経営的に大きなマイナス要因となる。