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早期治療(不正咬合の)

【読み】:そうきちりょう(ふせいこうごうの)
【英語】:early treatment for malocclusion
【書籍】: 不正咬合別 咬合異常の早期治療入門―乳歯列・混合歯列からの矯正治療―
【ページ】:11

キーワード解説:

不正咬合の早期治療は、永久歯列完成前に、歯槽性と骨格性の成長発育能を向上するために、乳歯列あるいは混合歯列から開始する治療である。早期治療の目的は、咬合異常の改善あるいは抑制であり、永久歯列における本格的矯正治療の必要性と治療期間を減少することである。早期治療の対象は、乳歯列と混合歯列の不正咬合であり、多種多様である。しかし不正咬合の本態は、切歯部叢生、正中離開、反対咬合、上顎前突、過蓋咬合、前歯部開咬、交叉咬合、下顎側方偏位、歯の萌出遅延(埋伏)、咬合異常に起因した顎関節症などであり、これらが合併していることが多い。これらの咬合異常の早期治療に頻用されている矯正装置には、セクショナルブラケット装置、機能的矯正装置(アクチバトール、バイオネーター)、拡大装置(クワドヘリックス)、顎外固定装置(上顎前方牽引装置、オトガイ帽装置)、保定装置などがある。