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アフタ

【読み】
あふた
【英語】
aphtha
【書籍】
歯科衛生士 2007年9月号
【ページ】
78

キーワード解説

アフタとは、疾患名ではなく口腔内の状態を表すもので、中央が白く周りが赤い状態の病変をいう。アフタ性病変には、「孤立性アフタ」と「慢性再発性アフタ」があり、孤立性アフタはアフタが1~2個出現するもので、慢性再発性アフタは一度に複数個のアフタが出現し、それが周期的に繰り返し生じるものを指す。
孤立性アフタも慢性再発性アフタもその対応は同じであり、1週間~10日、長くても2週間程度で自然に消滅するのが一般的。したがってそのまま放っておいても問題はない。ただし、痛みがともなうため、症状を和らげるために副腎皮質ステロイドホルモン軟膏や貼付薬、噴霧薬を用いる。その際、ステロイド剤は感染性疾患に使用してはならないため、病変をウイルス性疾患との鑑別をしっかり行わなければならない。