キーワード
キーワード解説:
下顎前歯の歯軸は、下顎閉口路のヒンジアキシスを中心とするアークに一致する90°であれば、インシジョンする際に前歯に対する外力負担は最小となり、もっとも安定すると考えられる。McHorris W H は、このCondylar Incisor Angleが、実際に正常咬合者や矯正治療後安定した集団において90°に収束することから、他のセファログラム計測項目よりも信頼性が高いと解説した。Gugino C F は矯正診断への応用を簡便化するために、ヒンジの代用としてセファログラム上のCondylionを用いることを推奨し、この角度をMcHorris angleとして紹介して、広く知られるようになった。