キーワード解説：

口腔機能向上プログラムは、高齢者の口腔機能の維持・向上を目的とし、食べる・飲み込むといったことなどに関する口腔の機能訓練等を行うサービスである。2006年度の介護保険制度改革の中で介護予防事業が創設され、新しくこの口腔機能向上プログラムが導入された。
歯科衛生士等が通所介護施設において口腔機能向上プログラムを行うことにより、施設は口腔機能向上加算を算定することができる。しかし施設側、歯科医療者側の事情などにより、現実にはなかなか実施されていないケースも多い。こうした状況を打開するため、独自の取組みや訓練指導を行い、認定制度を作り、歯科衛生士を積極的に現場へ送り出し、このプログラムを広めていこうとはたらきかけているグループもある。