インプラントアナログ

【読み】

いんぷらんとあなろぐ

【英語】

implant analog

【書籍】

QDT　2008年1月号

【ページ】

107

キーワード解説

インプラントアナログとは、インプラント上部構造製作におけるガム模型製作過程で用いられるインプラント体の複製品であり、各メーカーから供給されているもの。そのほとんどはステンレス・スチール製で、生体に埋入されるチタン製のインプラント体とは異なるが、インプラント径やアバットメントとの連結機構などは忠実に再現されている。
インプラント上部構造製作における印象採得時には、インプラント体またはアバットメントに各種印象採得用パーツを装着し、印象材内に取り込まれた印象用パーツにインプラントアナログを連結して作業模型を製作する。その際、ガム模型用シリコーンを使用することで、口腔内における軟組織とインプラント体の位置・サイズなどがガム模型上に再現される。つまり、ガム模型内に埋入された仮想のインプラント体として考えれば理解しやすいであろう。