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BPS

【読み】:びーぴーえす
【英語】:BPS(Biofunctional Prosthesis System)

キーワード解説:

BPSとは、Dr. Rainer StrackやDr. Eugen Schleichら(いずれもチュービンゲン大学、ドイツ)による研究をもとに広く開業医などの意見も反映させ、Ivoclar Vivadent社(リヒテンシュタイン)が商品化した義歯製作システムの名称であり、Bio-functional Prosthesis System(生体機能的補綴システム)を略したものである。2008年1月現在、BPSはUCLA歯学部大学院をはじめアメリカの歯学部23校で教育カリキュラムのコンポーネントとして採用されている。
 BPSの特長は種々あるが、とくに主要なものについて述べると(1)印象採得から装着までのすべての工程が規格化され、術者の経験レベルに依存しない均質な義歯の製作が可能であること、(2)患者の来院回数が最短4回ですむこと、(3)閉口機能印象を主体としていること、(4)概形印象と「セントリックトレー」を使った一次咬合採得が同時に行えること、(5)精密印象と「ナソマットM」(ゴシックアーチ)による二次咬合採得が同時に行えること、(6)下顎総義歯の吸着が得られる可能性が高いこと、などがあげられる。