専門情報検索 お試し版

フランクフルト平面

【読み】
ふらんくふるとへいめん
【英語】
Frankfort horizontal plane
【書籍】
QDT 2008年8月号
【ページ】
62

キーワード解説

前方基準点である左右の眼窩最下点と、後方基準点である両外耳孔の上端を結んだ仮想平面。これらの点は経年的変化が少なく、基準点としてきわめて安定している。フランクフルト平面で咬合器付着を行った状態は、生体の水平(体を直立させた状態)とほぼ同じになるため、患者の自然な頭位を咬合器上に再現しやすい。そのため、歯科技工士が顔貌等をイメージすることも容易となり作業が行いやすくなることから、とくに審美性の高い補綴物を製作する際に重視される基準平面である。