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曲げ強さ

【読み】:まげづよさ
【英語】:bending strength
【書籍】: QDT 2009年2月号
【ページ】:124

キーワード解説:

曲げ強さとは、試料の両端が支えられている状態で、その中央部に荷重が加わることによって試料が破断する時の最大応力のことで、材料の曲げに対する強度を示す物性値のひとつである。JISには曲げ強さの試験法が規定されており、応力の荷重方法により、3点曲げ試験、4点曲げ試験の二つの方法がある。曲げ試験の試料には、四角柱か円柱形の形態が用いられている。一般的に、応力集中域が広い4点曲げ試験のほうが、曲げ強さの測定値が小さくなり、材料そのものの強さに近い値が得られるといわれている。いずれの試験方法を用いる場合も、荷重の均一性、試験間距離などに配慮する必要がある。合金、陶材などの歯科用修復材料の強さを示すものとしては、圧縮強さ・引張強さ・曲げ強さなどが代表的である。なかでも曲げ強さは、おもにセラミックスなどの脆い材料の材料評価に広く適応されている。