キーワード
キーワード解説:
不良インプラント体の撤去や下顎骨骨髄炎の治療に際して行われる外科術式。特にインプラント埋入により下顎管への明らかな侵襲が加わった症例においては、インプラント体を撤去する際に皮質骨除去術を応用することによって、神経血管束の損傷状態を顕微鏡下に確認して神経修復術の適応を検討し、必要に応じて速やかな修復を行うことが可能となる。一方、修復手術を行う必要がないと判断された場合は、掘り出された神経血管束を吸収性メンブレンで保護したり、神経の圧迫を取り除いたうえで除去した皮質骨を元の位置に復位させる術式(神経減圧術)が、本法とあわせて用いられる。