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Esthetic Plane of Occlusion

【読み】
エステティックプレーンオブオクルージョン
【英語】
Esthetic Plane of Occlusion
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2010年7月号
【ページ】
68

キーワード解説

全顎補綴治療において上顎基準面を決定するには、ヒンジアキシスを咬合器へトランスファーすることが必要不可欠である。そして唯一、このヒンジアキシスによる上顎基準面であるFPO(Functional Plane of Occlusion)上で、咬合高径を変化させることが可能となる。しかし、これだけではその前歯部補綴において十分ではない。なぜなら、多くの場合、左右のヒンジアキシスは高さが異なるため、前歯部に審美的な切歯-犬歯ラインを付与するための参照平面としては不適切となる場合が多いからである。Esthetic Plane of Occlusion(EPO)とは、このようなFPOの欠点を補うべく、とくに上顎の切歯-犬歯ラインが審美的になるために利用する上顎基準面である。