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咬合違和感

【読み】
こうごういわかん
【英語】
occlusal discomfort
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2010年12月号
【ページ】
101

キーワード解説

咬合違和感とは、歯科医療における患者の訴えのひとつで、玉置ら(神奈川歯科大学)は、「明らかな咬合の不調和が認められる場合、また明らかな咬合の不調和が認められない場合も含めて、歯・歯周組織・咀嚼筋・顎関節・末梢神経(神経筋接合部)、末梢-中枢神経の問題によって惹起され、上下歯の接触、歯や歯列自体に関する何らかの感覚や知覚の不具合」と定義している。これに近似した言葉に、国内では「咬合感覚異常」、 Clarkらによる「occlusal dysesthesia」などがあるが、これらの用語の統一、あるいは歯科医学的な定義はされておらず、明確でないのが現状である。