キーワード解説：

動画撮影用ネットワークカメラが付いた無影灯で、本書では、個人医院でも容易に導入できることを念頭に、筆者の池田善彦氏がミリオンライト社と共同で開発したものを紹介している。３灯天吊式無影灯をベースとして、アーム部分にカメラ用アームをさらに追加溶接し、その先端にネットワークカメラを接続している。カメラはパナソニック社製で、光学21倍(デジタルズーム併用で42倍)のズーム機能をもち、口腔領域を十分な拡大率で撮影することができる。従来の無影灯カメラとの違いは、LAN接続された複数のパソコンから同時に映像が確認できることと、首振り機能(いわゆるパン･チルト機構)などがあり、視野の方向や拡大率を、パソコンからリモートコントロールできることにある。また、同一施設内に限らず、インターネット回線を通じて遠隔地から画像をモニタリングしたり、ライブオペに活用したりすることも可能となっている。