キーワード解説：

義歯の天然歯支台、インプラント支台に装着するアタッチメントの一種。離れている支台歯どうしを連結固定するバーと、そのバーを把持するために義歯側に設置されるスリーブからなる。補綴的偶発症が少ないという優位性が指摘されているほか、無歯顎など義歯の安定性を高めたい症例においてとくに有効であるとされる。埋入された支台とバーアタッチメントの嵌合精度を出すためには高い技術と手間を要するとされてきたが、近年では完成予定義歯の形態情報をスキャナーで読み込み、そのデータをもとにバーデザインを行うCAD/CAMシステムも製品化され、コスト面、精度面のメリットから今後の普及が期待されている。