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遷延性知覚麻痺

【読み】
せんえんせいちかくまひ
【書籍】
これで完璧! 歯科インプラント手術のための局所麻酔テクニック
【ページ】
133

キーワード解説

局所麻酔を行ってから麻酔の作用時間を越え、数時間経過後も知覚麻痺を認めることをいう。原因は注射による神経損傷、神経幹近傍に起きた内出血や感染による神経圧迫などが考えられ、障害の程度が軽度な場合は自然治癒する。対処法として温罨法、星状神経節ブロック、短赤外線レーザーの局所照射および星状神経節レーザーがあり、ペインクリニックまたは麻酔科へ依頼する。また、ビタミンB12製剤やATP製剤を投与する。速やかな治療開始が予後を良好にする。