キーワード
キーワード解説:
手術用実体顕微鏡(マイクロスコープ)下における歯根尖切除術は1984年にReubenらによって初めて報告され、1997年にKimらによってendodontic microsurgeryとして確立された。顕微鏡視下歯根尖切除術の有用性は、1)歯根尖切除量が適切に設定可能であること、2)象牙細管露出を最小限に止めることが可能であること、3)歯根尖断面の破折線、未処理根管、側枝、イスムスの確認が可能であること、4)確実な根管充填による緊密な根管封鎖が可能であること、5)歯根周囲病変の除去を確実に行うことができること、などが考えられる。