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2-Stage Approach

【読み】:とぅすてーじあぷろーち
【英語】:2-Stage Approach
【書籍】: ザ・クインテッセンス 2013年5月号
【ページ】:93

キーワード解説:

コンポジットレジン修復(CR修復)において,たとえば前歯部などで患者の審美的要望が高い場合はチェアタイムが長くなりがちで,これにより患者の開口の苦痛も大きくなりがちである.2-Stage Approachは,そのようなCR修復において,アポイントをそれぞれ以下のように2回に分けて治療を行うことで,比較的に低侵襲で,かつ審美的な治療を可能にするという治療の考え方で,歯科医師・青島徹児氏(埼玉県開業)によって提唱されている.
Stage-1: MIに基づくう蝕治療としての窩洞形成のみを行い,その窩洞に対して審美的レイヤリングのキャンパスとなるデンティン(オペークシェード)のみを充填し,硬化させる.
Stage-2:色の一致していない部位を唇側から新たに形成し,審美的な積層充填を行う.
 欠点には,即日修復とはならないこと,また相応の手間を要することが挙げられる.よって患者の時間的,審美的要望に応じて,あくまで選択的に適応すべきとの認識が必要である.