キーワード
キーワード解説:
マクロフィラー型コンポジットレジンとは、開発当初のコンポジットレジンをフィラーのサイズから示した用語。フィラーを粒径数μm~50 μmに微粉砕して、フィラー含有量約70wt%としていた。フィラーの配合によって機械的強度は向上したが、フィラー粒径が大きいため研磨性に劣り、またマトリックスレジンの選択的な摩耗によってフィラーの突出や脱離が生じやすく、耐摩耗性に劣るという欠点があった。その後、コンポジットレジンのフィラーはマイクロフィラー型、サブマイクロフィラー型、ハイブリッド型、セミハイブリッド型、ナノフィラー型へと進化し、時代とともに物性の改善が図られている。