キーワード解説：

生活保護制度は、生存権を規定する憲法第25条（すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する）で保障されている制度。経済的に困窮している人が、その人の資産や労働能力を活用し、社会保険や各種社会手当、親族の援助などを優先しても、なお経済的に困窮している場合、原則として世帯を単位として適用される。生活困窮の程度に応じて、原則として現金による給付がなされるとともに、その人の生活実態や意向に基づき、個別的な援助と支援（医療・介護サービスなど）を無料で受けることができる。
　支給される扶助内容は生活保護法によって定められている。生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の8種類があり、1種類から扶助が受けることが可能。