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キーワード解説:
金属アレルギーはアレルギーの代表的な疾患の1つ。金属によるアレルギー反応は、アレルギーの原因物質である抗原が生体に侵入してから24~48時間後に触れた局所や全身に発赤、腫脹、湿疹などの症状が生じる免疫反応である。しかし金属そのものは抗原にはならず、唾液や汗などによって金属がイオン化して体内のタンパク質と結合することにより、完全抗原(アレルゲン)となる。それを生体が異物として認識し、再び侵入したときにアレルギー反応が出る。なお、補綴物・修復物などの歯科用金属によるアレルギー反応を、歯科金属アレルギーと呼ぶ。