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キーワード解説:
ピエゾグラフィーとは1970年にフランスのklein教授により考案、提唱された発音を利用した補綴学的機能空間の記録法である。会話時の筋の収縮を利用してデンチャースペースを採得する手法であり、piezo-は「圧」を、-graphyは「記録法」を意味することから、 piezographyは「圧を記録する」理論と術式ということとなる。発音時には実際、たくさんの表情筋や口腔周囲筋が大きく活動する。本術式は、発音機能を利用して口腔周囲筋の動態を記録し、それらに調和した義歯外形を形成することにより、義歯の機能的安定性と装着感の向上を図ることを目的とした臨床術式である。