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音波または超音波スケーラーによるポリエーテルケトンプラスチックチップの使用

【読み】:おんぱまたはちょうおんぱすけーらーによるぽりえーてるけとんぷらすちっくちっぷのしよう
【英語】:sonic and ultrasonic polyether ether ketone plastic tips
【書籍】: QDI 2014年5号
【ページ】:89

キーワード解説:

結晶性ポリマであるポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、熱可塑性エンジニアリングプラスチックの一種。最大の特長は融点334℃、最高連続使用温度250℃と、高い温度対応性を備えていることで、引張り特性や疲労特性、衝撃特性などにもすぐれ、濃硫酸・濃硝酸・飽和塩素水以外には浸食されない耐薬品性をもつ。
 音波または超音波スケーラー機器にPEEKプラスチックチップを用いて患部をスケーリングすると、汚染物質を除去し、排膿や出血を抑え、インプラント周囲炎の進行を抑制する効果があるとされている。また、インプラント周囲炎が進行していない状態でも、フィクスチャー鏡面部分や上部構造などに付着した汚染物質の除去を目的とする通常のメインテナンスにも使用できる。