キーワード
キーワード解説:
義歯床を3分割した場合に中央の1/3の部分を押さえたときにもっとも安定するというもので、Brillらが提唱。遊離端義歯の場合、遠心側の1/3がもっとも不安定な部分となることから、義歯床の遠心への沈下を抑制するには中心咬合位での人工歯の接触を義歯床の近遠心2/3までとし、頬舌的な回転や水平面での回転を抑制するには側方での接触を義歯床の近遠心1/2までに規定するとした。
遊離端義歯の最遠心部での咬合接触は、支台歯に対してもっとも大きな影響をもつため、これを避けることが本原則の目的である。