キーワード
キーワード解説:
口腔内をのぞき込む際、姿勢を崩した無理な体勢でのぞき込んでも、死角になって見えない箇所が出てくることがある。そのような悪条件のなかで、患者水平位で術者にとっても患者にとっても無理のない姿勢で診療を実現するのに欠かせない技術が、フォーハンドシステムの中心となるミラーテクニックである。ミラーにはChecking ViewとWorking Viewの2つの使い分けがある。Checking Viewは、術前の診査や術中、術後の確認などに用いる使い方で、あらゆる方向から見落としがないように患歯にミラーを近づけてミラーの向きを規則的に変えて観察する。一方、Working Viewは、ミラーを使って見ながら、歯を削る場合などに処置する使い方である。ミラーテクニックは、主にWorking Viewをさす。