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キーワード

チタン過敏症

【読み】:ちたんかびんしょう
【英語】:Titanium hypersensitivity
【書籍】: QDI2017年1月号
【ページ】:58

キーワード解説:

チタンは非可溶性で細胞やタンパクと結合せず、皮膚を穿孔することがなく、また消化管で吸収されない。そのため、チタンに対する過敏症は存在しないと考えられてきた。しかし、Bilham Hら(2011)は、「チタンとチタン合金は非アレルギー性である」との定説に対し、「その生体親和性に多くの疑問が起こっている」と述べている。すなわち、チタンとチタン合金は、他の金属と比較して腐食率は著しく低いが、微量のチタンを体内に放出し、これらの金属分解産生物は体内で金属過敏症、あるいはアレルギー反応を仲介する可能性があると述べている。また、歯科インプラントを含むチタン材料に対する接触皮膚炎、あるいは肉芽腫様反応のような不適合症状についての臨床報告は少なくないと述べている。