キーワード
キーワード解説:
高度な顎骨吸収をともなう無歯顎症例に対する早期機能回復を行う方法の1つとして見直され始めた、インプラントのガム付き補綴装置によって起こる構音障害で、口腔内の構音器官の形態学的障害である機能的構音障害に分類される。
特に上顎補綴装置のガム部分のボリュームが大きい症例に起きることがあり、これには(1)前歯と口唇の位置関係、(2)舌の運動領域や空間閉鎖能力が関与している。この構音障害には、総義歯で用いられているpalatogram analysisを改良したmodified palatogram analysisを応用することで改善および調整できる可能性がある。