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ガイデッドサージェリーの誤差

【読み】:がいでっどさーじぇりーのごさ
【英語】:error in guided surgery
【書籍】: QDI 2017年2月号
【ページ】:49ページ

キーワード解説:

 インプラント治療において、ガイデッドサージェリーによる誤差は、さまざまなステップで発生する。不適合のCT用テンプレートの使用、CT撮影時の患者の動きによるアーチファクト、金属アーチファクト、CT画像と口腔内模型のマッチング時、ピンによる固定時、サージカルガイド作製時・装着時、骨形成時、インプラント体埋入時などである。金属アーチファクトによる影響を最小限にするには、CT画像と口腔内模型の自動マッチングのみに頼るのではなく、十分なモニター上での確認が重要である。またピンによるサージカルガイドの固定は無歯顎では局所麻酔後十分な時間をおいて、バイト材を介在させ正確な位置に固定することが精度を向上させるために重要である。さらに、サージカルガイドの装着は前歯部から臼歯部、または左右側にインスペクションウィンドウを設置し、歯列に対する適合を事前に歯列との誤差(浮き上がり、不適合)がないか、よく確認すべきである。