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パーフォレーションの予防法

【読み】:ぱーふぉれーしょんのよぼうほう
【英語】:preventive against perforation in root canal treatment
【書籍】: 歯内療法の迷信と真実
【ページ】:173ページ

キーワード解説:

 根管治療における医原的偶発症のなかでもパーフォレーションは、多くの場合、ポスト形成や根管探索時のエラーに原因があると言われている。これらを予防するには、以下のような配慮をする必要がある。
 エックス線的診査・歯根の触診から、エックス線写真上で天蓋までの距離をおおよそ計測しておく。
 切削用バーを口腔内で試適し、天蓋除去後はバーを押さずに引く操作を加える程度にする。
 根管内器具操作では潤滑剤を使用し、ファイルにプレカーブを付与して90°以上器具を回転させない。
 ポスト形成が必要な場合は低速コントラを使用し、とくに湾曲根管ではサイズが大きなピーソーリーマーは使用しない。
 基本的にガッタパーチャはプラガーなどで加熱して除去し、根管内壁の切削は最小限に行う。