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開咬

【読み】:かいこう
【英語】:open bite
【書籍】: お母さんたちに伝えたい! 歯並びの良い子に育てよう ―子どもの不正咬合予防のためのポイント―
【ページ】:49

キーワード解説:

 奥歯が咬んでいても前歯が咬み合わず、開いている状態をいう。安静時に舌が上下の歯の間に位置していたり、嚥下の際に上顎前歯と下顎前歯の間に舌や口唇を挟んでしまったりすることにより生じる。開咬の子どもたちは、つねに口をポカンと開いていて、嚥下のときだけ口唇を強く閉じ、舌を歯と歯の間に挟み込みながら飲み込んでいる。この状態が開咬をつくりだしている。指しゃぶりや口呼吸が原因で、赤ちゃんの嚥下のパターンが残ってしまっているとも説明される。噛む力が弱いことも原因となる。治療には、口腔筋機能療法を行う。口唇の筋肉を鍛える練習や、上顎の部分に正しく舌を押し付ける練習などをして改善していく。嚥下は無意識のうちに行われるので、その習慣づけには努力が必要である。幼い頃から口唇を閉じて奥歯でしっかり噛んで飲み込むことを、つねに意識させる。