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セファロ分析

【読み】
せふぁろぶんせき
【英語】
cephalometric analysis
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2017年 4月号
【ページ】
100

キーワード解説

 セファロ分析は、1931年Hofrath(ドイツ)とBroadbent(米国)によって紹介された頭部エックス線規格写真測定法(セファロ写真計測法)に端を発する。本来の目的は、不正咬合とその背景にある顎骨形態異常や頭蓋顔面成長発育のパターンを研究することであり、規格化されたエックス線写真を撮影して縦断的分析を行い、顎顔面の成長パターンを把握することであった。その後、矯正治療の治療前、治療中、治療後にセファロ写真を重ねることで、歯の移動や顎骨の変化の把握に用いられるようになってきた。現在一般的に用いられている分析法として、Downs法やNorthwestern法、Tweed法のほか、Steiner分析、Ricketts分析、McNamara分析などがあり、個々の矯正医の考えや症例に応じて適宜使用されている。