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スタンダードプレコーション

【読み】:すたんだーどぷれこーしょん
【英語】:standard precautions
【書籍】: やればできる! やらねばならぬ! 歯科領域の院内感染予防対策
【ページ】:51

キーワード解説:

 1996年に、米国疾病予防センター(CDC)より提唱された標準予防策で、「すべての患者は未同定であり、湿性生体物質は感染性あり」として対応する。
 具体的には「血液、唾液、体液、分泌液、排泄物、傷のある皮膚、粘膜に触れた場合には手洗いを励行すること」、また「触れる可能性がある場合には手袋、ガウン、マスク、ゴーグルなどの個人防護用具(PPE)を着用すること」「床が汚染したら清拭と消毒をすること」「針刺し事故防止対策を採ること」の4つに大きく分けられる。
 また2003年に刊行された歯科医療現場における感染制御のためのCDCガイドラインでは、歯科医師をはじめ歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士(院内、院外)、学生と研修医、契約職員、および感染性物質に曝露する可能性のある歯科医療従事者はハイリスクグループに属し、スタンダードプレコーションで歯科医療を実施しなければならないことを示している。