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キーワード

非歯原性歯痛

【読み】:ひしげんせいしつう
【英語】:nonodontogenic toothache
【書籍】: ザ・クインテッセンス 2017年 6月号
【ページ】:150

キーワード解説:

 非歯原性歯痛とは、歯や歯周組織に原因がないにもかかわらず生じる歯痛のことである。日本口腔顔面痛学会の非歯原性歯痛診療ガイドライン(2012)では、原疾患は以下のように分類されている。
(1)筋・筋膜性歯痛
(2)神経障害性歯痛
  発作性神経障害性歯痛:三叉神経痛など
  持続性神経障害性歯痛:帯状疱疹性神経痛,帯状疱疹後神経痛など
(3)神経血管性歯痛(片頭痛、群発頭痛など)
(4)上顎洞性歯痛
(5)心臓性歯痛(狭心症など)
(6)精神疾患または心理社会的要因による歯痛(身体表現性障害、統合失調症、大うつ病性障害など)
(7)特発性歯痛(非定型歯痛を含む)
(8)その他のさまざまな疾患により生じる歯痛
 歯・歯周組織に原因がないにもかかわらず、患者から歯痛の訴えがあるために抜歯や抜髄などの不可逆的処置が行われる場合も存在することから、歯原性歯痛と非歯原性歯痛の鑑別が求められる。