キーワード
キーワード解説:
このコンセプトは2010年にCanulloらによって提唱されたもので、インプラント埋入手術時、もしくは二次手術時に最終アバットメントを装着し、以降の処置はすべてアバットメントレベルで行うことでインプラント周囲組織の温存を期待するという方法である。
インプラント体が外界と交通する時点(埋入手術時もしくは二次手術時)でアバットメントを高トルクで締結し、以降アバットメントレベルでのアプローチを行うことにより、以下の利点が挙げられる:
(1)インプラント周囲組織への外傷性刺激を避けることができる。
(2)マイクロギャップ、マイクロリーケージ、マイクロムーブメントを減少させることで炎症性細胞の周囲組織への影響を最小とすることができる。
(3)アバットメントレベルでの補綴を行うことにより維持管理が容易となる。