キーワード
キーワード解説:
審美領域で抜歯を行うとき、すべての症例においてその抜歯窩の形態を可及的に完全な形態に維持することは難しい。そこで、歯根のすべて、もしくはその一部分を抜歯窩内に温存する手法がある。インプラント間のポンティック部位であれば、歯根を完全に残す手法としてRST(Root Submergence Technique)があり、また根尖病変があるような症例では、唇側歯牙切片のみを残す手法(pontic-shield)がある。また、インプラント埋入予定部位では、同じように唇側歯牙切片のみを残す手法(socket shield technique)がある。Gluckman, Salamaらは、これらの3つの手法を総称としてPET(Partial Extraction Therapy)と呼んだ。