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キーワード

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)

【読み】:やくざいかんれんがくこつえし
【英語】:Medication-Related OsteoNecrosis of the Jaw (MRONJ)
【書籍】: 口腔外科 YEAR BOOK 一般臨床家、口腔外科医のための口腔外科ハンドマニュアル’17
【ページ】:11、24

キーワード解説:

 悪性腫瘍骨転移による骨吸収阻害薬および骨粗鬆症の治療薬として用いられているビスフォスフォネート(BP)製剤投与患者での顎骨壊死(BRONJ)が2003年に報告されて以来、その病態解明が進まず、口腔外科の現場では対応に混乱を起こしてきた。その後も作用機序がまったく異なる骨吸収抑制薬デノスマブや、血管新生阻害作用を示すベバシズマブなどの投与患者でも同様に顎骨壊死が生じることが明らかとなり、病名もARONJ(骨吸収抑制薬関連顎骨壊死)、さらには2014年に米国口腔顎顔面外科学会(AAOMS)によりMRONJ(薬剤関連顎骨壊死)という名称が使用されるようになった。日本では2016年9月に顎骨壊死検討委員会による改訂版ポジションペーパーが刊行され、骨吸収抑制薬等処方中の患者に対し、医科歯科連携による対応と適切な歯科治療による口腔管理の重要性が強調されている。