キーワード解説：

　口腔・咽頭・喉頭内の貯留物（痰等）の排出を効率的にできるようにするために行われる機能訓練。「ゴホン」と咳がうまく出せない患者には、随意的に咳を指示して咳嗽力をつけさせる。最初から咳をすることが難しい場合は、「深呼吸→深呼吸の際にいったん息を止めてから吐く→深呼吸の際にいったん息を止めてから咳をする」といった具合に段階的に行っていく。副次的効果として、腹筋・声門閉鎖・鼻咽腔閉鎖機能の強化も期待できる。