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Partial Extraction Therapy (PET)

【英語】:Partial Extraction Therapy (PET)
【書籍】: Quintessence DENTAL Implantology 2018年No.1
【ページ】:76

キーワード解説:

 Partial Extraction Therapy(PET)とは、歯槽骨-歯根膜-歯根複合体を歯槽骨内に保存することにより、インプラントあるいはポンティック周囲組織の三次元的形態を維持する考え方である。大別してルートサブマージェンステクニック、ポンティックシールドテクニック、ソケットシールドテクニック、プロキシマルソケットシールドの4つの術式が存在する。
 ルートサブマージェンステクニックはPETのなかではもっとも歴史が古く、CTGを併用して歯根を歯槽骨内に完全に埋包することによりポンティックサイト顎堤の温存が可能となる。ポンティックシールドテクニックも頬側を中心とする歯根の一部を軟組織で被包させる点でルートサブマージェンステクニックと共通している。一方、ソケットシールドテクニックとプロキシマルソケットシールドは部分的に歯根を残存させたうえで適切なポジションにインプラントを埋入する術式である。