ヘルトヴィッヒ上皮鞘
- 【読み】
- へるとう゛ぃっひじょうひしょう
- 【英語】
- Hertwig epithelial root sheath
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2019年 5月号
- 【ページ】
- 32
キーワード解説
ヘルトヴィッヒ上皮鞘とは歯の発生の過程でエナメル質形成を終えたエナメル芽細胞が姿を変えたものであり、形成途上の象牙質の先端部に位置している。歯根の外形を決定し、歯根象牙質を形成するための役割を果たす。歯冠側へ行くにしたがい、連続していた上皮鞘がちぎれて小さな島状になっており、それをマラッセ上皮遺残という。近年、ヘルトヴィッヒ上皮鞘細胞そのものがセメント芽細胞に分化するという説が提唱されているが、いまだ結論が出ていない。