義歯洗浄剤の洗浄パターン
- 【読み】
- ぎしせんじょうざいのせんじょうぱたーん
- 【英語】
- cleaning pattern of denture cleaner
- 【書籍】
- 歯科衛生士 2019年 6月号
- 【ページ】
- 56
キーワード解説
義歯洗浄剤による洗浄パターンは、主に「分解型洗浄」、「分離型洗浄」、「溶解型洗浄」の3つに分けられる。分解型洗浄は、薬剤が汚れの分子レベルに作用し、汚れの状態を変化させることで、汚れと認識できない程度に小さく分解する方法である。分離型洗浄は、付着した汚れを薬剤が包み込む界面活性作用によって、基質(義歯)から汚れを引き剥がす方法である。溶解型洗浄は、汚れを薬剤中に溶解させて被着体(義歯)から除去する方法である。
実際の義歯洗浄剤は、この3つの洗浄パターンを組み合わせて設計されている。いずれにしても、洗浄力が発揮されるには一定の時間がかかるため、洗浄時間を守ることが重要である。