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ラクトバチルス・ラムノーザス

【読み】
らくとばちるすらむのーざす
【英語】
Lactobacillus rhamnosus
【書籍】
nico 2019年 7月号
【ページ】
40

キーワード解説

 ラクトバチルス・ラムノーザスとは、広島大学の二川大浩樹がヒトの口腔内細菌叢から発見した細菌。ブラッシングしなくてもう蝕を発症したことのない13名(12歳~60歳)の唾液中から採取された。ポルフィロモナス・ジンジバリス、プレボテーラ・インテルメディアなど4種の歯周病関連細菌や、ストレプトコッカス・ミュータンスなど2種のう蝕関連細菌、さらにはカンジダ菌への抗菌性をもち、腸まで届くという特長をもつ。現在は、L8020という名称でヨーグルト、タブレット、チョコレートなどの食品として製品化されており、口腔内細菌叢の改善を目的とするプロバイオティクスに用いられている。