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ハズバンダリートレーニング

【読み】
はずばんだりーとれーにんぐ
【英語】
husbandry training
【書籍】
世界最強の歯科保健指導 中巻
【ページ】
61

キーワード解説

 エサなどのご褒美をあげることで動物が自主的に移動する、採血のために手足を出す、口を開けるなど、動物が健康管理に必要な行動をとれるようにするための訓練(受診動作訓練)。動物の健康状態の把握には、体重や体温・直腸温測定、採血などがあるが、従来では全身麻酔をしたうえで行っていた。そのため動物への負担も大きかった。超高齢社会を迎えた日本では、動物園や水族館の動物も高齢化が進んでおり、とくに大型動物が著しい。そこで現在では、多くの動物園でハズバンダリートレーニングを取り入れている。中でも福岡県にある大牟田市動物園は、この先進的な取り組みで有名である。
 なお、この訓練によって歯科健診やデンタルエックス線写真撮影なども行える動物もいる。