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シュワン細胞

【読み】
しゅわんさいぼう
【英語】
Schwann cell
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2019年 8月号
【ページ】
105

キーワード解説

 ドイツの生物学者であるProf. Theodor Schwann(1810-1882)により発見された、髄鞘を形成する細胞。末梢神経が損傷を受けると、その近位側で髄鞘を形成していたシュワン細胞が、分化状態から未分化状態に脱分化して増殖を開始する。そして、増殖したシュワン細胞は遠位側の軸索の断端に向かって進み、それに従うように近位側から軸索が伸長して遠位側とつながる。したがって、シュワン細胞のおかげで末梢神経は再生できるといえる。