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パニック障害

【読み】
ぱにっくしょうがい
【英語】
panic disorder
【書籍】
歯科衛生士 2019年 8月号
【ページ】
64

キーワード解説

 パニック障害は、「不安障害」、「恐慌発作」などと呼ばれ、日常生活で突然発作が起こることで生活に支障が出ている状態をいう。症状は、動悸、胸痛、息苦しさ、窒息感、死への恐怖などであるが、それら症状は数分で消失してしまうため、救急車を呼んで病院へ行っても症状が落ち着いている場合が多い。発作を誘発する条件として多いのが、「容易に身動きが取れない」あるいは「身動きが取れない」と感じることである。いつ発作が起こるかわからないという不安から外出することを避ける傾向があるため、パニック障害のある人は歯科医院への受診に至らないことが多い。