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周辺症状

【読み】
しゅうへんしょうじょう
【英語】
behavioral and psychological symptoms of dementia
【書籍】
食べる力を失わせない
【ページ】
12

キーワード解説

 周辺症状とは、認知症の症状のひとつで、周囲の環境や人との関わりのなかで影響されるもののことである。暴言や暴力、興奮、抑うつ、不眠・昼夜逆転、幻覚・妄想、せん妄、徘徊がその代表で、このなかに異食や盗食、過食、拒食などの食行動異常も含まれる。認知症で必ずみられる「中核症状」とは異なり、すべての人において出現するわけではなく、表れ方も人により異なるために対応が難しいとされている。最近は「BPSD(行動・心理症状)」と呼ばれることが多い。