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化粧療法

【読み】
けしょうりょうほう
【英語】
cosmetic behavior therapy
【書籍】
「粧う」ことで健康寿命を伸ばす化粧療法
【ページ】
8

キーワード解説

 心理学的に、スキンケアは鏡をとおして自分への関心を高める対自的機能を、メイクはきれいになることで、他者を意識する対他的機能をもつといわれている。化粧療法とは、これらの機能を用いて自分への自信や自分らしさの維持、あるいは取り戻すきっかけづくりをサポートする療法である。最終的なゴールは、美容というよりは、社会復帰、社会参加など、社会性・社交性の維持向上にある。したがってとくに超高齢社会の日本において化粧療法は、高齢者の自立を促し、化粧をとおして社会的な課題を解決する手段ともいえる。