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VAS

【読み】
ばす
【英語】
Visual Analog Scale
【書籍】
TMD YEARBOOK 2019 / 2020 顎関節症の三大症状,その検査・診断・治療をやさしく教えます
【ページ】
37

キーワード解説

 VASとは、Visual Analog Scaleの略であり、目的としては痛みの強度を測定するものである。また、視覚的評価スケールとも呼ばれる。紙に10cm(100mm)の直線を書き、その左端に0、右端に100の数値を記入した測定スケールを用意する(10ごとに数値を記入する場合もある)。そのうえで、0を痛みがない状態、100をこれまで経験したなかでいちばん強い痛みの状態と説明して、患者に現在の痛みがどの位置にあるかを指し示してもらう。そのようにして、0の位置と指が置かれた位置の長さを計測し、痛みの強度を数値化したものとして使用する。