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ダブルアプリケーション法

【読み】
だぶるあぷりけーしょんほう
【書籍】
ザ・クインテッセンス 2019年 10月号
【ページ】
157

キーワード解説

 ダブルアプリケーション法とは、ユニバーサルアドヒーシブの2度塗りのことである。これまで、セルフエッチングアドヒーシブの接着強さを向上させる臨床技法として、アクティブ処理(アドヒーシブ擦り塗り)、塗布時間の延長あるいはウォームエアブロー(37℃の圧搾空気を吹きかけ)などについて検討されてきた。ユニバーサルアドヒーシブについてもこれらの手法は効果が認められるものの、とくに接着耐久性を向上させる方法として、ダブルアプリケーション法が有効と考えられている。臨床的には操作ステップが増加するが、歯質に対する長期接着耐久性向上において、その効果が期待される。