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吸啜窩

【読み】
きゅうてつか
【英語】
sucking fossa
【書籍】
装置に頼らない子どもの咬み合わせ治療
【ページ】
11

キーワード解説

 乳児が母乳や人工乳を摂取するときの動作を吸啜という。吸啜の際には口蓋中央部にある窪みに乳首を固定し、乳汁を吸いやすくしている。この窪みを吸啜窩と呼ぶ。その後、咀嚼や嚥下が身に付く段階で、舌の圧力が口蓋を押し広げる働きをする。吸啜窩は歯列の拡大とともに変化し、その変化により顎の発育状況を知ることができる。